2023.02.10
必見!公用車・社有車EVの活用術!
次年度に向け公用車・社有車の電動化を検討されている方も多くいらっしゃるのではないでしょうか?
ただ、電動車の中でも特にBEVと呼ばれる電気自動車(EV)は、ガソリン車に比べ車体価格が若干高いことから、庁内・社内での予算取りが難しいというお声をよく頂きます。
移動手段という機能だけでくらべてしまうと、価格の高さだけが目についてしましますが、EVには移動手段としてだけではなく、幅広い活用可能性が秘められています。
今回は、そんなEVの可能性を最大限に引き出す活用術についてご紹介していきます。
EV活用術①:休日カーシェアリング
平日は公用車・社有車として使っている車両を、休日はカーシェアリング車両として地域住民や観光客向けに貸し出すという取り組みです。
ガソリン車・EVともに実施可能ですが、地域住民へのEV利用機会を創出するという点から、自治体を中心にEVを使ったカーシェアリングが徐々に普及しています。
EV活用術②:再生可能エネルギーの導入
EVには「蓄電池」としての活用用途が秘められています。
一般的な家庭用定置型蓄電池は、蓄電容量が、5kWh~15kWhくらいが主流ですが、
EVの場合は20kWh~60kWhと家庭用よりも大きい電池を搭載しているため、再生可能エネルギーと同時に導入することで、さらにその価値を発揮します。
屋根置き太陽光発電やソーラーカーポートと連携させることで、再生可能エネルギーを中心とした電力でEV充電を賄うことはさることながら、日中太陽光発電が余る時間帯にEVを蓄電池として活用することで、再生可能エネルギーを余すことなく使うこともできます!
また将来的には、建物の電力ピークが立ちやすい朝や夕方にEVから建物に向けて給電することで、建物の電力需要を平準化し、電気代を下げることも期待できます。
また上記の休日カーシェアリングと再エネ導入を同時に導入するなど、一定の条件を満たすことで環境省の補助事業の対象となり、最大で車両価格の3分の1(但し上限100万円)が補助されます。
EV活用術③:防災対策
EVを起点とした停電対策を検討されているケースも多くあります。
例えば、EVとV2H機器(※)を活用することで、停電地域の避難所等への給電に役立てることができます。
(※)V2H機器:Vehicle(車)からHome(家)へ、EVに蓄えられた電力を、家庭用電力として有効活用するための機器
さらに、上記太陽光等の発電設備と同時に導入している場合は、EVの充電がなくなったとしても、太陽光さえあれば何度でも充電することが可能です。
いかがでしたでしょうか?
上記の通り、EVがあるだけで観光分野・環境分野・防災分野など様々な領域の取り組みに活用できることがお分かりいただけたかと思います。
丸紅ではお客様のEV導入プランからEV活用プランまでを一気通貫でご提案する体制を整えています。
今回ご紹介したEVカーシェア、再エネ導入、防災対策など、どれか一つでもご興味がありましたら、お気軽にご相談ください!