配車システムおよび配車方法で特許を取得しました

EVを含む車両の配車最適化に関する技術について、特許を取得いたしました。
本特許は、安心残量（所定の充電残量）を的確に考慮しながら、走行中の電欠リスクを低減しつつエネルギー費用の最小化を図る独自アルゴリズムに関するもので、「おまかせEV for Biz」のコア技術として実装されています。

特許情報詳細

特許番号	第7761678号
発明の名称	配車システムおよび配車方法
特許情報URL	https://www.j-platpat.inpit.go.jp/c1801/PU/JP-7761678/15/ja

技術のポイント

本技術では、利用者向けの車両予約アプリケーションを介して複数のユーザからの予約を受け付け、同一車両の重複割当を排除したうえで、車両予約データに基づく配車可能な組合せを生成します。
その際、EVの「安心残量」を下回る度合いをコストとして定義し、電力費用に加えて、必要に応じてガソリン車・燃料電池車（水素を含む）の燃料費も含めた総コストが最小となるよう、自動的に最適な配車を決定します。
さらに、EVの充電状態（SOC）の推移を予測して電欠となりうる組合せを除外するなど、実務運用に即した制御を行います。EV・ガソリン・燃料電池車が混在するフリートにも対応し、外部APIとの連携が容易なアーキテクチャを採用している点も特徴です。

これらの取り組みにより、お客様には、走行中の電欠リスクの一層の低減とエネルギーコストの最小化、そして車両運用の効率化という価値を継続的にご提供いたします。

今後の展望

本特許技術は、すでに「おまかせEV for Biz」車両管理システム（https://omakase-ev.net/system/）に搭載され、実運用での実績を重ねております。

今後も、EVの予約状況に応じた充電優先設定や、配車最適化の効果を事前に把握できるシミュレーションなどの機能拡充を進め、多様な燃料種別の車両を管理しなければならないお客様をご支援してまいります。